歯周病専用 ”再生材料” がまもなくお目見えか!?【国内初!】

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待望の国内初の『歯周組織 再生誘導 材料』

「科研製薬」は2015年に国内初となる歯周炎患者の失われた骨や組織を再生させる歯周組織再生材の製造販売の承認申請を行いました!

これまで歯周病治療の要となっていたエナメルマトリックスタンパクを使った『エムドゲインゲル』はスウェーデン製でしたが、初となる国産の再生材料が販売される事になれば、新しい時代の幕開けとなるかも知れません。

今回承認申請された再生材料は『線維芽細胞成長因子(bFGF)』を主成分とするもので、日本歯周病学会では以前から研究発表が盛んに行われていた成分です。

「科研製薬」では、この ”b-FGF” の歯周組織再生の誘導能力に着目、製品としての研究開発を行ってきました。

線維芽細胞成長因子(FGF)って何だ?

FGFとは血管新生や創傷治癒に関わる重要な ”たんぱく質” の一種です。またその細胞分裂促進作用が多岐にわたる事から『多能性成長因子』とか『非特異的成長因子』とも呼ばれます。

FGFの中には幾つかのタイプがあり目立つ作用が、血管新生作用です。これは体の中に含まれるその他の血管新生因子である血管内皮細胞増殖因子(VEGF)や血小板由来成長因子(PDGF)よりも効果が高いと言われています。

医科系ではすでに使われていて、2001年に褥瘡皮膚潰瘍治療剤として『フィブロブラストスプレー』が商品化されています。

ちなみにこのPDGFを使った製品が『Gem21s』という再生材料で、日本ではあまり馴染みがないですが、アメリカを中心として海外では広く使用されています。

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歯周組織再生効果が高いGem21s

筆者も「Gem21s」を再生療法材料としてよく使っていますが、効果はかなり高く、特に深くて幅が狭い垂直性骨欠損の症例にはオススメです。

また「エムドゲイン」はゲル状なので歯周組織が再生するためのスペースメイキングが必要になる事がありますが、「Gem21s」は『β-TCP』との合剤なので人工骨をを填入しつつスペースメイキングができるため、”根分岐部病変” やちょっとした “水平性骨吸収” にも応用できます。

またインプラント治療の際の骨増生にも使用している先生も多いです。

そんな多機能なGem21sは現在、個人輸入することができます。

私が知る限りでは『Smile US』と『歯科ショップ.com』というサイトから購入できますが、どちらも「アメリカドル」をベースとした販売価格を設定していますので、為替相場で価格が大きく異なります。

今回、承認申請がされた『線維芽細胞成長因子(bFGF)』がどういった形態で販売される事になるのかは不明ですが、少なくともPDGFよりも血管新生能力が高い事は各種の研究から分かっていることと国産製品であるということから、今後に期待できると言えるでしょう!

ちなみに海外進出も視野に入れて展開していくそうです、楽しみですね!

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