歯周病を学んでいく上で欠かせない書籍

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このページでは歯科医師になった後、歯周病を学んでいく上でとても役立ちしかも長い間使える教科書や参考書をまとめてあります。

本は初期投資がかかりますが、以後無料で使える情報源となるだけでなく、他人と知識を共有する手段としても使えますので非常にコスパの良い媒体です。

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歯周病を学ぶ上で押さえるべき書籍

歯周病は総合的な治療技術が必要とされます。高いレベルで歯周病治療を行おうとすると全ての治療技術を高いレベルに持っていく必要があります。

逆に行ってしまうと、どれか1つが高いレベルで治療できたとしても、その他がそれなりならそれなりの治療結果しか出ません。

ですので、まずは全体の治療を平均的にできるようにして、そこから1つ1つレベルを上げていくほうが効率的です。

このためには歯周病治療の全体像を掴んでおく必要があります。

全体像を掴むには少し訓練が必要ですが、まずは基本となる考え方を頭の中に構築してしまえばあとはそれを派生させて発展させれば知識、技術ともに向上します。

歯周病治療を本格的に始めるのであれば、いきなり細かい文献や専門書などは読まないでください。

あなたが選んだ文献が必ずしも核心をついた文献とは限りませんし、人間どうしても時分が読んだ文献が一番正しいと勘違いしてしまう傾向があります。

そこでまずはありとあらゆる文献を読んで客観的に評価するだけの経験と知識をもった著者の書籍を読むようにしましょう。

その中でもさらに、簡単にわかりやすくまとめられているものを選ぶのが重要です。

歯周動的治療

私のオススメは山本浩正先生の『歯周動的治療』です。

この本の良いところは、歯科医師のみならず歯科衛生士にもわかりやすく書かれているため、わかりやすくイラストも豊富に使われて言うので、イメージをしやすいところです。

300ページ程ある少し厚みのある本ですが、写真やイラストが多いためサクッと読み切ることができます。

また独自の視点で歯周治療後のメインテナンス方法についても触れていることも他の書籍にはなかなか無い特徴です。

この本である程度、歯周病治療の全体像がつかめたら、次は大まかな文献的な考察を頭に入れましょう。

大切なことは論文を読むときにどういった視点でどこに気をつけて読めば良いのかという技術を身につけることです。

歯周病学の迷信と真実

関野諭先生が書いた『歯周病学の迷信と真実』は少し偏った意見と感じる部分もありますが、様々な文献から導き出された結果をもとに総合的に歯周病治療の考察を行っています。

さらにそれぞれの文献で見るべきポイント、考慮すべき点を簡潔にまとめてくれているので短期間で文献を読む目を養うことができます。

コレクテッド・エビデンス

また歯周病学創世記の研究者たちの原著論文からの知識を得たい方には弘岡秀明先生の『コレクテッド・エビデンス』がおすすめです。

現在Vol.1〜Vol.3まで出版されていますが、Vol.1Vol.2はすでに廃盤になっているのか市場に出回っている数は少ないようです。

デザインも少し古いので、情報が古いように思うかもしれませんが、現在の研究はすべてこの本に集約されている内容から派生して行われていると言っても過言ではありません。

Vol.3は最近出版されました。

弘岡先生は日本歯周病学会を始めとする歯周病に関するあらゆる学会でお見かけするほどアクティブな先生です。

臨床的ペリオ講座

弘岡先生がその他に歯科衛生士さん向けに出版している本に『臨床的ペリオ講座』というシリーズがあります。

これもわかりやすくまとめられているため、歯科衛生士さんや臨床研修医におすすめしたい一冊です。

120ページ程ありますが、イラストと表が多く占めているためさらっと読めます。

歯周外科を始めたのならこの1冊

歯周外科を始めていきたい、もっとレベルアップした外科を行いたいと考えているのであればこちらがお薦めです!

Dental Suturing

まずお薦めしたいのがこちらのDental Suturingです。

廃版と聞いていたので、これを見つけた時は驚きました。しかも日本語訳になっています!

とても薄い本ですが、歯科医療のなかで行う”縫合”に関するあらゆる情報が網羅されている1冊です。

できれば死守外科を始めたと同時くらいに呼んでほしい一冊です。

フラップ手術実践テクニック

このフラップ手術実践テクニックは、申基喆先生が書いた本で薄い本ではありますが、基本的なフラップの術式が描いてあります。

基本的な事項とフラップ手術の分類と適応症例がわかりやすくまとめられているので、特にフラップをまだ始めたことがない方におすすめです!

イラストで見る 天然歯のための審美形成外科

この本は『ズッケリ』先生というイタリアの歯周病外科医が執筆している本です。

ズッケリ先生は講演会でも一目置かれる先生で、かなり異彩を放っている先生です。イタリア人だけあって公演直前までチーズをかじっていたのを見たことがあその自由奔放さに衝撃を受けました!笑

しかし、Zucchelli先生の仕事自体はとても繊細で美しく、この本にはそれがよく現れています。 かなりお薦めです

拡大写真で見るペリオとインプラントのための審美形成外科

もう1つ図鑑のように眺めても楽しい歯周外科の本をご紹介します。

通の間では”ピンク本”として知られるオット・ツーア先生の『ペリオとインプラントのための審美形成外科』です。

先ほどのズッケリ先生の著書と内容はよく似ていて、審美歯科や歯周外科の応用例など美しい写真とともに見ることができます。

歯周補綴まで勉強したいならもちろんコレ!

歯周基本治療ができるようになり、歯周外科までできるようになったのなら残すは『歯周補綴』です。

歯周補綴に関しては日本の『佐藤直志』先生、そして『申 基喆』先生が有名です。

歯周外科の臨床とテクニック

この歯周外科の臨床とテクニックという本は歯周外科のみならず、歯周補綴に関しても網羅されている1冊です。

しかも、歯周補綴の多くがコーヌステレスコープですので、コーヌスをよくわからない方にもお薦めの1冊です。

ケルバーのコーヌスクローネ

これは今や廃盤となっている超激レアのテキストです。

コーヌスクローネはドイツ人歯科医師のカールハインツ・ケルバー先生によって考案されました。

コーヌス

ドイツは肉食文化であることもあり義歯はしっかりしたものが要求されたという背景もありコーヌステレスコープは開発されました。

コーヌスは手順を1つ間違えるだけで失敗につながりかねない難しい治療で、現代の多くのコーヌスに関する悪い噂はこの手順を遵守しないために起きています。

ですので、開発者の考え方や正しい手順を学ぶためにも、コーヌスを取り扱いたいと考えている先生には読んでいただきたいです。

また、コーヌステレスコープをドイツから日本に最初に輸入した稲葉繁先生の本も歯周補綴を学んでいく上でとても役に立ちますので、もし見つけたらご参考にしてみてください!

歯周病を学んでいく上で欠かせない書籍 まとめ

今ここでご紹介したものはほんの基本的な部分が学べるテキストです。

しかし、基本がなければ当然応用も学べませんので、騙されたと思って読んでみて下さい。意外と知らないことがたくさんあると思いますよ!

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