医局との付き合い方

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医局とはどう付き合えばよいか?

医局といっても、科目によって雰囲気も違うし、文化も違うから一概には言えないが、私がいた某大学の『歯周病科』について話そうと思います。

わたしのいた歯周病科は歯科大学のなかでもかなり有名な医局だった。教授の腕がピカイチで他大学のファンも多く、実際、他の大学からも多くの研修医が来ていた。

歯周病科に入る研修医は主に『大学院生』と『専攻生』に分かれており、大学院生は研究をメインに、専攻生は臨床をメインに日々、勉強していた。

大学病院に良く聞くいわゆる『派閥』はなく、下っ端は下っ端で集まって仲良くしていたし、下っ端と中堅もとても仲が良く、とても楽しい医局だった。しかし個人間での争いがある事はたまにあった。

そして不満なことが2つ、『無駄な会議やミーティングがやたら多い事』そして『意思の決定があやふやで先延ばしがち』という事だ。

医局での人間関係



これほど気持ちが悲しくなる事は無い。私も過去にどうしても相容れない医局員がいて、最後まで仲良くなれなかった。この事から私が学んだ事は基本的に個人間でのいさかいはなかなか丸く治らない。

これに関しては相手と距離をおくか、どちらかが去るしかないのだ。

これは医局の規模にもよるかもしれないが、私のいた歯周病科は合計25人ほどの医局員と狭い部屋が3部屋あり、1部屋は実験を行う部屋、もう一部屋は有給の部屋、そして残りが中堅と下っ端で埋められていた。

この狭い世界の仲で、不和が始まるとなかなか会わずに1日過ごすという事も難しい。結果どちらかが去るしかないのだ。

正直に話すと私が医局にいた数年間は年に1人は『うつ病』になって辞めていった。真面目な人間ほど複雑な歯周病の治療や様々な医局員の考え方についていけず、精神に異常をきたしていった。

毎年発生するうつ病

うつ病はかなり勘違いされる病気だと思う。実際私の同級生は同じ同級生がうつ病で辞めていったときに『よえーなー』と言っていた。

毎年1人のペースで出るうつ病患者に医局のあり方を疑問に思いつつ正直どうすればよいかわからなかった。

このペースは今は緩やかになってきてはいるが未だにうつ病の医局員もいる。ある意味社会の縮図ともいえる組織ではあるので、一定数そういった医局員が出るのは仕方がないのかもしれない。

やたら多い会議とミーティング

私のいた医局はやたらミーティングが多かった。理由は教授がミーティングをしていないと不安なのと体育会のために自分とは関係のないミーティングも全員参加という方針だったからだ。

結果として意味のないミーティングは意味を持たせるか、参加しないという2つの方法しかなかった。

ミーティングに意味を持たせるには自ら議題を見つけて発言するしかない。私のいた医局では医局への貢献度(頑張り度)が発言力につながるため、専攻生だった私は当初あまり発言力がなかった。発言しても間に捉えてもらえないのだ。私はやっている異常に頑張っている振りをするのが得意だったのでこれはすぐに解決できた。

ミーティングに参加しないためにはオフィシャルな理由をつけなければならない。例えば患者さんを治療する時間をミーティングに当てたり、その他のミーティングがあるといった理由だ。

しかしあまり多用すると、使えなくなるので気をつけなければならない。

先延ばしがちな意思決定



これも上層部に多かった。大人はすぐに『責任』という言葉を使うので仕方がないのかもしれないが、責任を逃れるために決定を先に延ばし、責任の所在をあやふやにする。または忙しいので仕事の期日を明確にしないために意思決定を下さないのだ。

これに関しては、もう上の指示を仰がずに行動するしかないと思った。そして実際に医局に貢献していたり頑張っている人間に対しては例え自分勝手に動いたとしても多めに見てもらえる。

ようは『自分の事は自分で責任を取る能力がある』と思われれば、何をしても構わない。そして失敗したときは次から気をつけますといって上層部に責任を取ってもらえばよいのだ。

私の医局の教授は実はそういった『無茶』をする人間が大好きで、がむしゃらに頑張っている人間にこそいざという時暖かい言葉をかけてくれた。(もちろん釘も刺されるが。)そういった意味で私にはとても合っていた医局だったのかもしれない。

医局との付き合いかた:結論

結局医局という組織も個人の集まりだから個人のスキルや知識が高まってくると組織としても巨大で安定したものになる。また人脈もとても重要だ。人脈があれば毎年誰かしら入局してくれて、その中からきらりと光るもの持つものも現れる。

結論としては、上層部の意味のない意思決定や、自分が疑問に思った事に関しては従っている振りだけしてあとは自分が一番成長する方法のみを行っていく事が一番良い。

とくに歯科は実践をこなさなくては、実力がつかないのでとにかくやれるチャンスがあったらやっていくしかない。

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